感覚を言葉に、言葉で感覚を

感覚を言葉にとどめ、言葉で感覚を蘇らせる

時間軸

人によって時間の感覚って違うなあって気付かされることがある。

まあ、よくある例としては、待ち合わせ時間の捉え方。

私は、何かあるといけないからだいたい10分前には待ち合わせ場所に到着するつもりで出掛けるタイプ。

ある友人は、待ち合わせ場所に時間キッカリに着くタイプ。

またある友人は、最寄り駅に時間キッカリに到着する計算だから、待ち合わせ場所には5分くらい遅れるタイプ。

長年生きてきて、何でも物事の捉え方は違うから、私は待ち時間があってもあんまりイライラしないようにしている。だって、私は遅れる焦りに耐えられない性格で、自身が安心したくて早く到着してるだけなのだから。

つい最近、興味深い出来事があった。

もうすぐ大型連休だから、大学時代の先輩が上京するというので数人で集まろうという話になった。

で、日程調整。

私はどちらかというと早めに日程は決めたいのだが、集まりに参加すると言ってる1名がなかなか日程を決めない(決められないのかなあ)。

ギリギリにならないと日程が判明しない仕事や家庭の事情があるのかもしれないから、とりあえず、私は自分の都合が許す範囲でじっと返事を待っている。

じっと待っている最中、やっぱり、夫が私の想定した台詞を発した。

「まだ、日程決まんないの? それって、すっごい迷惑じゃない?」

選択肢は5/1か5/2の二択しかなく、特に自分たち夫婦に予定が詰まっているわけではないので、実際のところ、迷惑を被っているわけではない。単に、予定が宙ぶらりんで気持ちが落ち着かないだけの話だろう(なので放置しておく)。

 

で、今朝、さらに興味深い出来事があった。

私は通勤に2時間弱かかるので、いつも目覚まし時計を5時45分にセットしている。

一方の夫は、営業職なので、そんなに朝早く出掛けてもお客さんに話聞く耳はないから、私を見送った後、8時半までゆっくりしている。

が、営業先に行かず会社に向かうときは、夫は、4時半起きになる。

今朝は、夫が会社に行く日だった。

私が、いつも通り、5時30分くらいまで布団に寝ていると、「え?今日休みなの? いいよなあ」と夫が声をかけてきた。

このシュチュエーションは初めてでなく、3回目。

私は、また今回も「はい?? まだ5時半ですけど~」と同じ台詞を返す。

夫、「え? だって、のんびりしてるから。 休みなんじゃないの?」と言う。

自身の時間軸がいつもと違うことさえ気付いていない夫は、実に興味深い。

みんな、結局、自分の都合、自分の時間感覚で動いてるだけなんだな。